頸肩腕症候群とは、手話をすることによって文字通り首、肩、腕などが障害される病気です。ろう者や手話通訳者は相当な時間、手指を動かし続けます。手話通訳者に至っては人材不足や費用の問題などで人数が少なく、よって少人数で通訳を続けることとなり身体的・精神的負担は過大になります。
通常の会話では互いに休み休み、様子を見ながら会話ができますが、通訳となると常に他人に気を使い、また講演などではしゃべり続ける人に合わせてずっと手を動かしている必要があります。
これは通訳者に限ったことではなく、ろう者も毎日手指を動かし続けていることで頸肩腕症候群になる方が多くいます。頸肩腕症候群になるとまず会話が困難になります。また頭痛などの苦痛も伴うため、社会生活を続けることも困難になり相当の休養が必要となります。
職業性頸肩腕症候群は、頸肩腕障害(けいけんわんしょうがい)とも呼ばれており“職業病”として労働災害の認定を受けることも出来ます。欧米ではRSI(反復性ストレス障害)と呼ばれて、やはり多くの産業分野で問題になっています。
今年1月上旬、「頚肩腕(けいけんわん)症候群」と診断され療養生活を送っていた俳優の柏原崇(26)が、来月から仕事復帰することが3日、分かった。柏原は1月6日にスタートしたフジテレビの連続ドラマ「いつもふたりで」(3月終了)の第2話まで出演したところで、激しい頭痛と手のしびれに襲われ緊急入院。頚肩腕症候群と診断され、降板を余儀なくされた。「ストレスや疲労が原因」との見方が強かったため、都内の病院を退院した1月下旬から、山梨県内の実家に戻り静養。通院先も実家近くの病院に移していた。
そのかいもあり、4月下旬には痛みもしびれもなくなったため、都内の自宅に戻った。医師も来月からの仕事復帰に太鼓判を押しているそうだ。柏原本人も所属事務所に「おかげさまで元気になりました。ご迷惑を掛けた方々に早くおわびと恩返しがしたい」と話している。途中降板した「いつも…」のメーンだった松たか子(25)坂口憲二(27)、代役を務めてくれた葛山信吾(31)らに対しては「恩返しのために(再び共演する)チャンスがあることを願っています」と話しているという。来月から民放の連続ドラマの収録に入る。放送は7月からになる予定だ。(スポーツニッポン/2003.5.5)